ファーストピアス
ファーストピアスはピアスを通すためのホールを皮膚に作るため長時間皮膚に装着している必要があります。 細菌感染を起こさないように清潔な処置を行い、金属アレルギーになりにくい素材を使用する必要があります。 また短すぎたり、細すぎるピアスを使用するとホールが完成する前にピアスが皮膚に埋もれてしまったりホールが狭くなる、不潔になり感染をおこしやすいなど後々トラブルを起こす元になります。 ファーストピアスは医療機関で医療用ピアスを使用してするのが安全です。
皮膚科ちえこクリニックのピアシングのポイント
医療機関で医師がおこないます
医療用として認可された純チタン製ファーストピアスを使用して医師がピアスを開けます。 ピアスは1つ1つ滅菌されたパックに入っていて清潔に扱えるようになっています。 耳たぶを締め付けないロング軸で太さもファーストピアスとして適合したものです。
金属アレルギーの方でもピアスができます
金属アレルギー対応ピアス(純チタン製ファーストピアスと医療用プラスチックピアス)を用意しています。
ピアストラブルが起きても医療機関なのですぐに対応できます
ピアスホールの化膿やかぶれが起こった場合でも皮膚科専門医が適切な治療をします。
ピアシングの流れ
- 1 耳たぶの状態・厚さの診察後、装着希望部位をマーキングします。
- クリニックに用意してあるピアスのなかから装着希望のものを選んでください。
- 2 装着部位を消毒し、ピアスガン(ピアス装着器)でピアスを装着します。
- 3 アフターケアの説明を受け終了です。
ピアスを開けたあとのケアについて
ピアスを開けた後ピアス穴の内側に皮膚がはり完成するまでは時間がかかります。 ピアスを外さないように入れたままにしてケアをおこなってください。開けた後1週間は毎日ケアをおこなってください。
- 1 入浴前にピアスの軸の周囲の耳の皮膚にケア用ジェルをつけます。
- 2 洗髪後にやさしくシャワーをかけてジェルを洗いながします。
- 3 入浴後は綿棒などで水分を拭き取ります。
※ピアスを開けてから6~8週間ぐらいしたらファーストピアスを外します。 キャッチはとれないようにしっかり入っています。 自分で外せない場合はご相談ください。
※ホールが安定するまでの期間は個人差があります。 開けた後半年ぐらいは抜いたままにしないで、なるべくピアスを入れておくようにしてください。
ピアストラブルの治療
ピアスが埋もれた時は
ファーストピアスで軸が短くヘッドの小さすぎるものを使用したり、キャッチをしめすぎたりすると起こります。 放置してピアスが埋もれて見えなくなってしまった場合は局所麻酔の注射をして小切開を加えピアスをとりだします。
ピアスホールが化膿した時は
ピアスをいれたり、はずしたりするときにホールをピアスで傷つけたりしておこります。 ピアスをはずし化膿止めの飲み薬やぬり薬を使うと治ります。 ピアスホールをふさがないでなおしたい場合は治療用シリコンピアスを通し、ピアスホールを保存しながらの治療もできますのでご相談ください。
金属アレルギー
ピアスをしている部分の耳たぶにかさつき、かゆみ、赤みがでる汁が出るなどの症状があります。 ぬり薬などでかぶれをなおした後に、医療用プラスチックピアスなどアレルギーのでない他の材質のものに変えます。 ピアスの軸部分のカバーを使用し金属部分が皮膚に当たらないようにするなどしてピアスをつけられます。
ピアスについてのよくあるご質問
片耳にピアスを2箇所開けてもらえますか?
できます。 ピアスのキャッチが重ならない位の間隔をあけていれます。
ピアスを持ってこないといけないのですか?
ピアスはファーストピアス専用の医療用ピアスをクリニックに用意してありますのでもって来られなくても大丈夫です。 ピアスホールを作るためのファーストピアスは軸が細すぎたり、短かすぎないもの、アレルギーをおこしにくい素材であることや滅菌されていることなどの条件が必要です。 医療用のものを使用されるのが安全です。
化膿しやすいのですが抗生物質の飲み薬を処方してもらえますか?
抗生物質の内服剤は通常飲まれなくても大丈夫ですが化膿しやすいなど心配な方は処方することも可能です。 抗生物質の種類によって費用が異なります。 必要な場合は診察時にお尋ね下さい。
軟骨部のピアスは開けてもらえますか?
軟骨部、ボディーピアスは開けておりません。 耳たぶのみおこなっております。
未成年者です。ピアスをいれたいのですが?
未成年の方がピアスを開けられる場合は親権者の方の同意をいただいています。 親御さんと一緒にご来院いただくか、事前に同意書を取りに来ていただき、親権者の方に署名、捺印いただいた同意書をピアシング当日にお持ちいただくよう、お願いいたします。