口角炎とは
口角炎の症状
口角(くちのはし)が切れたり、かさかさし赤くなる、皮膚がめくれる、かさぶたが付くなどの症状がみられます。 また口を開けるときに痛みや出血を伴うこともあります。
口角炎の原因
唾液や食物などで皮膚がふやけたり、刺激をうけることや細菌、カンジダなどの感染、ビタミン欠乏や薬剤などが原因となりおこります。アトピー性皮膚炎や貧血、糖尿病、シェーグレン症候群などに合併しておこることもあります。
口角炎の検査
カンジダの感染が疑われる時は顕微鏡でカビの有無を確認します。 歯磨き粉や化粧品などのかぶれが疑われるときはパッチテストで原因の検索をします。
口角炎の治療
ワセリンを使用して付着物からの刺激をブロックするようにします。 細菌やカビの感染があるときはそれを抑える薬を使います。 感染がなく炎症症状があるときはステロイド剤を塗ります。 ビタミン不足が疑われるときはビタミンB2やB6等を内服します。
口角炎の日常生活での注意点
大きく口を開ける、舌でなめる、かさぶたをはがすなどは悪化原因になるのでしないようにします。 口のはしに歯磨き粉や化粧品などの洗い残しがないか注意してください。 乳幼児ではよだれをふくようにします。 口腔内を清潔にするように努め、入歯の方は洗浄を徹底するようにしてください。