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りんご病(伝染性紅斑) ERYTHEMA INFECTIOSUM

どんな症状ですか?

発熱、咳、鼻汁、筋肉痛などのかぜ症状の後に、両頬に平手で打ったような発赤がみられ、 続いて腕やふとももにレース状のまだら模様の発疹が出てきます。
このかぜ症状は軽症のことが多く、無症状のこともあります。頬がりんごのように赤くなるので「りんご病」とも呼ばれます。
幼少期から学童期の子供に多い疾患ですが大人もかかることがあります。大人は発熱や関節痛などの全身症状を伴うことが多いです。

原因は何ですか?

ヒトパルボウイルスB19による感染症です。冬~春から初夏にかけて流行します。

治療は何をしますか?

特別な治療はなく、症状に応じた対症療法が中心です。
かゆみや赤みがひどい場合はステロイド外用剤で炎症を治めたり、かゆみ止めを飲んだりなどの治療をします。

どれぐらいで治りますか?

大体1週間くらいで治っていきます。
直射日光や長時間の熱い風呂などで赤味が強くなることがあります。

日常生活での注意点を教えてください

頬が赤くなった時にはすでにウイルスはなく感染力はないので、お子さんが元気な場合は幼稚園、保育園、学校には登校してもかまいません。
妊婦が感染すると胎児水腫から胎内死亡を引き起こすことがあります。
りんご病が流行っているときは、かぜ気味の子どもにはあまり近づかないように気をつけて下さい。