蚊刺過敏症(ぶんしかびんしょう)
蚊刺過敏症とは
蚊に刺された部分が強く腫れて
水ぶくれから皮膚が壊死に陥って深いキズ(潰瘍)ができ瘢痕が残ります。
発熱してリンパ節や肝臓・脾臓が腫れ、肝機能障害などの全身所見を起こす疾患です。
また、蚊刺過敏症の患者さんは将来的にリンパ腫などを発症する場合が多いことが知られています。
蚊に刺されることで、
もともとナチュラルキラー細胞というリンパ球に潜伏感染していたEBウイルスが
活性化されることが原因となると考えられています。
症状より、蚊刺過敏症が疑われる場合はEBウイルスの抗体を調べます。
健康な方でも蚊に刺された部位が大きく腫れて
水ぶくれができるような反応が起こる場合はよくありますが、
潰瘍になったり、全身症状を伴わない方がほとんどで
このような場合は蚊刺過敏症を心配されなくていいと思われます。