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アタマシラミの治療が上手くいかないときは

アタマシラミの治療でスミスリンを使っているけど どうも治りが悪いなあというケースがあります。 患者さんもちゃんと薬を使って洗髪しているのに なんだか毛についている卵が減らない… 顕微鏡で拡大してみてみると やっぱり蓋の付いた生きた卵が残っているという。 こんなケースは根気よく 物理的に卵を除去していくようにしてみてください。 卵を除去しておくと 新しく卵が増えてくると まだ虫の生き残りがいる、 減っていくと治療が上手くいっているということも 判断しやすいです。 卵が毛に付いているのは肉眼的にもわかるので 見つけたらすき櫛でとる、 あるいは毛を切るなどして除去。 後頭部や側頭部(耳の上付近)はよく見つかるので 念入りに。 すき櫛はしっかりした作りのものでないと なかなか上手くいかないので 写真のようなものがよいかと思います。 入手先などわからない方は診察時にお尋ねください。 除去した卵は室内にそのまま放置しないで ビニール袋に入れてまとめてすてるなどして くださいね。