家族に水虫患者さんがおられる場合、
環境中に水虫菌が散布されます。
そして水虫のない人の足に
まき散らされた菌が付着すると
感染させてしまう可能性があります。
水虫患者さんが住んでいる家で
水虫菌が多く検出される場所を調べたところ
1.お風呂の足マット
2.トイレのスリッパ
3.お風呂のタイル
4.床、たたみ
次いでふとん(床や畳よりはかなり少ないですが)の順だったと
いう調査結果があります。
水虫患者さんが水虫の塗り薬で治療を始めると
割と早く菌が陰性化して
環境中に菌をまき散らすことがなくなるので
水虫患者さん全員で早く治療を開始することが
家族間での感染予防に最も大切なことと言えます。
もし身近な方に治療を嫌がられる水虫の方がおられたら
このことを教えてあげてくださいね。
その他の感染対策としては
環境中の菌を減らすために
バスマットは洗濯して良く干す。
床や畳の掃除機がけ、ぞうきんがけをこまめにする。
スリッパは個人個人で別にすることなどがあげられます。
また、もし水虫菌が足に付着したとしても、
すぐに感染するわけではありません。
足を石けんで洗い、タオルで水分を拭いて
おくようにすると菌の定着を防げます。