子供さんのくちまわりに 赤く輪を描いたような湿疹が見られることがあります。
(赤みがひいて色素沈着が混ざってくると
漫画によくあるどろぼうさんのヒゲのような 感じに見えます。)
これはくちまわりを頻回に舐めることによって起こり、 ナメカンという俗称があります。
舐めることにより唾液で皮膚が荒れること以外に 服の袖で口をこすることで
皮膚に刺激が加わり 炎症を悪くしていることも多いようです。
治療はステロイド外用剤で皮膚の炎症を治します。
またワセリンなどの保湿剤で皮膚を保護しておく ようにすると予防に役立ちます。
日常生活ではくちまわりの皮膚を 舐めるこするなどで刺激しないようにする事が 必要ですが、
ストレスや癖で舐める、こするなどの 動作が起こっていることも あるので
心理面への配慮が必要な場合があります。